40代女性 両前腕、両手甲の目立つ血管を目立たなくした治療例 example

2012.08

治療前

治療前

治療後

治療後
診断結果 両前腕、両手甲の浮き出ている血管が気になるので目立たなくしたい。 両膝裏の青い網目状血管(下肢静脈瘤)も「緑や黒の血管が透けて見えて見た目上のストレスになっている。脚の重さ、だるさ、むくみ、かゆみなどもある」と。
初診時(写真:治療前)両前腕、両手甲の血管拡張が顕著でハンドベイン治療適用。 下肢膝裏の細かい網目状の血管についてもG-YAGレーザーでの下肢静脈瘤治療適用。
治療内容 両手甲、両前腕の静脈内に、波長2000nmレーザーファイバーを、20G針を介して挿入、血管内を照射(照射時間:11+33+150=計194秒、総照射エネルギー:447+133+601=1181J)、血管を萎縮させた。同日、硬化療法 右手甲 フォーム硬化剤8ml注入、左手甲 フォーム硬化剤8ml注入。
1か月後の経過は良好。残存血管について硬化療法 右手甲 フォーム硬化剤4ml注入、左手甲 フォーム硬化剤6ml注入。
3か月後の経過も引き続き良好。左前腕に一部血管拡張があり、硬化療法 フォーム硬化剤3ml注入。
ハンドベインの治療1か月後から、両膝窩reticular 2か所の下肢静脈瘤の治療を並行して行い、両膝裏のblue veinをG-YAGレーザーにて2か月おきに3回治療した。
治療期間 ハンドベイン:日帰り手術(1日)で、手術時間は1時間程度。
G-YAGレーザー治療:日帰り治療で、時間は1回30分程度で3回行った。
おおよその費用 治療総額(両手甲):ハンドベイン治療は 約60万円(税別)
下肢静脈瘤G-YAGレーザー(両膝裏)治療は 約45,000円(税別)
術後の経過や現在の様子 ハンドベイン治療の経過は良好。
両膝裏の網目状の血管の下肢静脈瘤の中で、気になっていた膝裏の青黒い網状血管は、「右は少し減った、左は変わらない」という体感。治療2回目では「右はあとごくわずか、左はOK(改善に満足)」という体感。
治療のリスク 局所麻酔の影響で治療直後から1-2日は腫れが残るので、その間は弾性包帯を巻いて過して頂きます(指先はフリーですので日常生活は問題ありません)。 手術当日は入浴に制限があります。 手術後1-2週間は内出血や皮膚の色調の変化が残る場合があります。 1~2か月の間は治療した部位にしびれ感や疼痛が生じる場合がありますが時間と共に消失します。